玉原高原『森の博物館 玉原』

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【2021年8月22日】玉原高原情報~昆虫と花のいい関係!(動画)

花は昆虫に蜜を吸ってもらい、代わりに花粉を運んでもらいます。中にはツリフネソウのように特定の昆虫、この場合はマルハナバチに来てもらうために花の形を進化させた植物もあります!
その様子を映像でご覧ください。

【2020年8月16日】玉原高原情報~鹿俣山~

猛暑の中、玉原高原で最も標高の高い鹿俣山(1636.7m)に登頂。ルートはラベンダーパークに近い人口林のヒノキ林から入り、鹿俣山山頂へ。山頂からは南側の眺望が開けて最高の眺めです。山頂からは、西へゲレンデを抜けてブナ平、更に玉原湿原に降りる約10kmの欲張りコースでした。
森の中では木の実が多くなり、気の早い樹木の葉っぱは色付いているものも見られます。湿原では、秋の花であるトリカブトの仲間やタムラソウが開花しました。
【開花情報】ヨツバヒヨドリ、ヤマハハコ、オオカニコウモリ、タムラソウ、ハクバブシ、ジャコウソウ、ツルリンドウ、キオン、リョウブ、エゾアジサイ

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真夏の玉原高原を、ヒノキ林(人工林)〜鹿俣山〜ブナ平〜玉原湿原の約10kmのフルコースで歩きました。標高1636mの鹿俣山頂からは南側の眺望がよく開けていて眺望が最高です。スキー場ゲレンデを通過してブナ平へ下り、水源ルートを降りて玉原湿原に出ました。 ・ケナシヤブデマリ:赤と黒の実は2色効果と言って、種を運んでもらいたい鳥たちに最もアピールする配色です。 ・コガネテングタケ幼菌:何とも可愛い形と色。樹木と共生する菌根菌です! ・サルナシが豊作!雄株と雌株が別。なので写真は雌株ということになります。まだ未熟ですが、熟すとツキノワグマもテンも人間も大好き❗️さて、誰が口にすることになるのか? ・チチタケ:その名の通り傷を付けると白い液がみるみる染み出してきます。 ・ハクバブシ:ご存知トリカブトの仲間。これが咲き始めると秋を感じます。 玉原高原【森の博物館玉原】https://museum-tambara.com/ #玉原高原 #玉原湿原 #ネイチャーガイド #ブナ #ハイキング #トレッキングツアー #鹿俣山 #テングタケ #チチタケ #サルナシ #トリカブト

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【2020年8月9日】玉原高原情報~湿原ではウメバチソウやエゾリンドウが身頃です~

玉原湿原ではコオニユリが終わり、ウメバチソウが身頃です。梅鉢とは一重の梅の花を正面から見た形を図案化したもので、花の形から名付けられました。雄しべがおおよそ一日に一本ずつ開いていくので、開花して何日位経っているかわかります。また、花茎を下にたどると、茎を抱くように一枚だけ丸い葉っぱがあって何だか風情があります。
この他、湿原ではエゾリンドウが、湿原周りではよく探せばシャクジョウソウも咲いています。また、森の中ではキノコの仲間もたくさん見られます!
【開花情報】
湿原:ウメバチソウ、エゾリンドウ、オゼミズギク、タチギボウシ、オトギリソウ、タムラソウ(蕾)、ホツツジ 他
湿原周り・ブナ平:ツリフネソウ、キツリフネ、オニルリソウ、ヨツバヒヨドリ、アカバナ、ヤブジラミ、キンミズヒキ、ヤマトウバナ、エゾシロネ、シャクジョウソウ、ヌスビトハギ、リョウブ、エゾアジサイ 他

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玉原高原開花情報など。 •湿原周りなどでシャクジョウソウが開花しています。葉緑素を待たない菌従属栄養植物ですが、なんとツツジ科に分類されています!名前は姿が修験時が持つ錫杖に似ていることから。 •樹の根元が何者か(恐らく黒い森の住人)に剥がされています。洞になった部分にハチなどの巣があったのでしょうか? •ホツツジ:雌しべが真っ直ぐに突き出すのが特徴! •湿原ではウメバチソウが咲き始めました。花茎に葉を1枚、花を1個付けるのですが、茎を抱く葉っぱが可愛いので是非よく観察してみて下さい。梅に似ている花が名の由来ですが、ほぼ1日に1本ずつ雄しべが開きます。(なのでこの花は開花後3日目?)ウメバチソウはなんと現在はニシキギ科に分類されています。 •テングノコヅチ:花が茎の先にだけ付き、他の植物に絡まず地を這うのがツルリンドウとちょっと違うところ。 •湿原に見られるエゾリンドウ 玉原高原【森の博物館玉原】https://museum-tambara.com/ #玉原高原 #玉原湿原 #ネイチャーガイド #ブナ #ハイキング #トレッキングツアー #シャクジョウソウ #ホツツジ #ウメバチソウ #エゾリンドウ

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玉原高原のブナ林では、一気にいろいろなキノコが出て来ました。形も色もバラエティに富んでいて面白い❗️間違いがあればご指摘下さい。 ①ミヤマヌメリコウジタケ? ②ベニナギナタタケ ③チチタケ ④ムラサキホウキタケ ⑤ドクベニタケ?>類似種が多く完全には同定できません💦 ⑥ツルタケ ⑦ドクヤマドリ?>ヤマドリタケモドキとはちょっと違います。ドクヤマドリは針葉樹帯に出ると言われるが💦 ⑧モミジタケ ⑨番外編 ススホコリ・・・変形菌です! 玉原高原【森の博物館玉原】https://museum-tambara.com/ #玉原高原 #玉原湿原 #ネイチャーガイド #ブナ #ハイキング #トレッキングツアー #チチタケ #ベニナギナタタケ #ツルタケ #ムラサキホウキタケ

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【2020年8月1日】玉原高原情報~夏の花々が開花しています~

ようやく梅雨が明け、久しぶりに青空を見たような気がします。玉原高原、玉原湿原でも夏の花が次々に開花し、チョウやトンボ、ハナバチ達が盛んに花を訪れて吸密しています。
【開花情報】
<湿原>コオニユリ、タチギボウシ、モウセンゴケ、ミズギク、ウメバチソウ、オトギリソウ、ホツツジ
<森林周辺>オオウバユリ、ヨツバヒヨドリ、ツリフネソウ、キツリフネ、キンミズヒキ、イケマ、シラネセンキュウ、キツネノボタン、トリアシショウマ、オニルリソウ、タニタデ、ウド、エゾアジサイ、リョウブ、ノリウツギ

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玉原湿原編❗️ •モウセンゴケ:先端から甘い香りのする粘液を出して虫をおびき寄せる食虫植物。名前にコケとありますがれっきとした種子植物です。 •コオニユリ:にゅ〜と突き出した雄しべは蝶に花粉を運ばせる作戦! •ミズギクとトウギボウシ:オオバギボウシの日本海型バージョン •オオカメノキ:日当たりがよい湿原ではもう見が赤くなっています。 •ホツツジ:雌しべが長く突き出る特徴的な話。有毒で、これは花粉にも含まれ、蜂蜜に混入すると食中毒を引き起こすこともあるとか! 玉原高原【森の博物館玉原】https://museum-tambara.com/ #玉原高原 #玉原湿原 #ネイチャーガイド #ブナ #ハイキング #トレッキングツアー #モウセンゴケ #コオニユリ #ホツツジ

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湿原周辺編。ようやく梅雨が上がって調整池の湖面には久し振りの青空が映っています。 •ドクベニタケ:ブナと共生関係にある菌根菌のきのこ。土の中で菌糸が樹の根っこに繋がっています。 •ヨツバヒヨドリを吸蜜するイカリモンガ •同じくヨツバヒヨドリに来たウラギンヒョウモン •オオウバユリ:なかなか存在感のある佇まいですが、花の色が緑白色と目立たず、花弁もこれ以上開かす筒状のままのためか人間には人気が無いようです。ただし、北海道では昔から鱗茎が貴重な食物とされてきたとのこと。 •ツリフネソウ:長くクルッとまいた距の部分に蜜が溜まっていて、花に潜り込むのが得意なマルハナバチなどに花粉を運んでもらう作戦をとっている! •キツリフネ:同じようなツリフネソウと並んで咲いていたりと、どう住み分けしているのかが不思議。色の他に距の形が巻かずに垂れるのがツリフネソウと違うところ。 玉原高原【森の博物館玉原】https://museum-tambara.com/ #玉原高原 #ネイチャーガイド #ブナ #ハイキング #トレッキングツアー #ドクベニタケ #ヨツバヒヨドリ #オオウバユリ #ツリフネソウ #キツリフネ #イカリモンガ #ウラギンヒョウモン

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玉原湿原では咲き始めたホツツジに、多くのマルハナバチが訪れて吸蜜していました。マルハナバチはミツバチ科に属し、ミツバチ同様社会生活を行う、花粉を運び受粉を助けてくれる花のパートナー。画像はオオマルハナバチだと思いますが、種類によって訪れる花も決まっているとも言われ、生態系の中でとても大切な役割を果たしています。 玉原高原【森の博物館玉原】https://museum-tambara.com/ #玉原高原 #玉原湿原 #ネイチャーガイド #ハイキング #トレッキングツアー #マルハナバチ #ホツツジ

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