【2020年11月上旬】玉原高原情報~冬木立~
玉原高原は落葉が進みあっという間に晩秋の佇まいになって来ました!
冬に備えて、湿原入口にある環境センターの雪囲いや看板のカバーかけを実施。
ブナの倒木には、晩秋によく見られるナメコ、ムキタケ、クリタケなどのキノコが見られます。
まだ根雪にはなっていませんが、積雪のあった散策路では、いろいろな動物たちのフィールドサインを確認できました。改めて私たちが動物たちのテリトリーにお邪魔しているのだということを実感させてくれます。
【2020年10月下旬】玉原高原情報~紅葉クライマックス
例年、玉原高原の紅葉は10月20日頃ですが、今年は一週間ほど遅れて紅葉のクライマックスとなっています。
きれいな紅葉の条件として、
①夏季の十分な日照
②秋に昼夜の寒暖の差が大きい
③適度な降雨
④台風などの強風が少ない
が挙げられますが、今年は①が不足したせいか赤みが少ない感じです。それでも、日当たりのよい湿原回りではカエデの仲間が赤く色付いています。
ドローンで上空から撮影すると、やはり背景に青空がある紅葉が一番映えます!
【2020年10月下旬】玉原高原情報
玉原湿原の草紅葉の色が次第に濃くなってきました。
咲いている花はさすがに少なくなり、トリカブトの花もそろそろ終わり、後はトネアザミやゴマナなどキク科の花が見られる程度です。一方で、ガマズミ・オオカメノキ・ナナカマド・コマユミ等の真っ赤な実、サワフタギの紺色の実が目につきます。
そして、実と言えばドングリ!今年はブナが不作であることもあり、ミズナラの樹であちこちに熊棚が見られます。駐車場から入ってすぐのミズナラにも一目でわかる熊棚があります。樹の下にはクマが折った太い枝が落ちています。また、きれいに半分になったドングリの皮も落ちていて、どうやってこんな器用に食べるのだろうと想像が膨らみます!
【2020年10月中旬】玉原高原情報
この時期ブナの森を歩くとついキノコ目になってしまいます。8・9月の天候が不順だったせいか、梅雨時や真夏に多いキノコも一緒に出ているように感じます。ただ、秋に出る優秀な食菌はまだまだ少ないようです。
鳥に実を食べてもらって種子を散布する戦略を取っている植物は、多くが赤い実を付けており、その多くは5mm~1cm程度の鳥が呑み込みやすい大きさになっています。
【2020年10月上旬】玉原高原情報
ブログの方をなかなか更新できず申し訳ごめんなさい。玉原高原では確実に季節が進み、秋の花に加え木の実やキノコもあちこち見られます!
ドローンによる空撮映像もありますので、インスタグラム確認してみてください!
【2020年8月30日】玉原高原情報~秋の気配~
秋の花が咲きつつあると同時に木の実が多くなっています。
【開花情報】
<玉原湿原>ウメバチソウ、タムラソウ、ホツツジ、オクトリカブト、ハクバブシ、アキノキリンソウ
<その他の場所>キオン、ゴマナ、ハンゴンソウ、ミズタマソウ、ツリフネソウ、ノコンギク、サラシナショウマ、アキノギンリョウソウ
【2020年8月9日】玉原高原情報~湿原ではウメバチソウやエゾリンドウが身頃です~
玉原湿原ではコオニユリが終わり、ウメバチソウが身頃です。梅鉢とは一重の梅の花を正面から見た形を図案化したもので、花の形から名付けられました。雄しべがおおよそ一日に一本ずつ開いていくので、開花して何日位経っているかわかります。また、花茎を下にたどると、茎を抱くように一枚だけ丸い葉っぱがあって何だか風情があります。
この他、湿原ではエゾリンドウが、湿原周りではよく探せばシャクジョウソウも咲いています。また、森の中ではキノコの仲間もたくさん見られます!
【開花情報】
湿原:ウメバチソウ、エゾリンドウ、オゼミズギク、タチギボウシ、オトギリソウ、タムラソウ(蕾)、ホツツジ 他
湿原周り・ブナ平:ツリフネソウ、キツリフネ、オニルリソウ、ヨツバヒヨドリ、アカバナ、ヤブジラミ、キンミズヒキ、ヤマトウバナ、エゾシロネ、シャクジョウソウ、ヌスビトハギ、リョウブ、エゾアジサイ 他