【2020年10月下旬】玉原高原情報~紅葉クライマックス
例年、玉原高原の紅葉は10月20日頃ですが、今年は一週間ほど遅れて紅葉のクライマックスとなっています。
きれいな紅葉の条件として、
①夏季の十分な日照
②秋に昼夜の寒暖の差が大きい
③適度な降雨
④台風などの強風が少ない
が挙げられますが、今年は①が不足したせいか赤みが少ない感じです。それでも、日当たりのよい湿原回りではカエデの仲間が赤く色付いています。
ドローンで上空から撮影すると、やはり背景に青空がある紅葉が一番映えます!
【2020年8月30日】玉原高原情報~秋の気配~
秋の花が咲きつつあると同時に木の実が多くなっています。
【開花情報】
<玉原湿原>ウメバチソウ、タムラソウ、ホツツジ、オクトリカブト、ハクバブシ、アキノキリンソウ
<その他の場所>キオン、ゴマナ、ハンゴンソウ、ミズタマソウ、ツリフネソウ、ノコンギク、サラシナショウマ、アキノギンリョウソウ
【2020年8月16日】玉原高原情報~鹿俣山~
猛暑の中、玉原高原で最も標高の高い鹿俣山(1636.7m)に登頂。ルートはラベンダーパークに近い人口林のヒノキ林から入り、鹿俣山山頂へ。山頂からは南側の眺望が開けて最高の眺めです。山頂からは、西へゲレンデを抜けてブナ平、更に玉原湿原に降りる約10kmの欲張りコースでした。
森の中では木の実が多くなり、気の早い樹木の葉っぱは色付いているものも見られます。湿原では、秋の花であるトリカブトの仲間やタムラソウが開花しました。
【開花情報】ヨツバヒヨドリ、ヤマハハコ、オオカニコウモリ、タムラソウ、ハクバブシ、ジャコウソウ、ツルリンドウ、キオン、リョウブ、エゾアジサイ
【2020年8月9日】玉原高原情報~湿原ではウメバチソウやエゾリンドウが身頃です~
玉原湿原ではコオニユリが終わり、ウメバチソウが身頃です。梅鉢とは一重の梅の花を正面から見た形を図案化したもので、花の形から名付けられました。雄しべがおおよそ一日に一本ずつ開いていくので、開花して何日位経っているかわかります。また、花茎を下にたどると、茎を抱くように一枚だけ丸い葉っぱがあって何だか風情があります。
この他、湿原ではエゾリンドウが、湿原周りではよく探せばシャクジョウソウも咲いています。また、森の中ではキノコの仲間もたくさん見られます!
【開花情報】
湿原:ウメバチソウ、エゾリンドウ、オゼミズギク、タチギボウシ、オトギリソウ、タムラソウ(蕾)、ホツツジ 他
湿原周り・ブナ平:ツリフネソウ、キツリフネ、オニルリソウ、ヨツバヒヨドリ、アカバナ、ヤブジラミ、キンミズヒキ、ヤマトウバナ、エゾシロネ、シャクジョウソウ、ヌスビトハギ、リョウブ、エゾアジサイ 他
【2020年7月12日】玉原高原情報~玉原から迦葉山へ~
今回は滅多に歩かない玉原~迦葉山へのルートをトレッキングしました。普通であれば尼ケ禿山から回るのですが、今回は玉原ダムの堰堤の上からショートカットして、白樺湿原~迦葉山山頂を経て迦葉山弥勒寺に降りるコース。ルートとしてはアップダウンが多く、最後の弥勒寺へは岩場もある急な下りとなります。
ブナやミズナラに加えて、アスナロが多く見られ、林床にはツルアリドオシが数多く咲いています。ブナ平では見られないバイカツツジやコメツツジ、さらには珍しいツチアケビも見ることが出来ました!
【2020年7月12日】玉原高原情報~エゾアジサイやコオニユリが開花~
玉原高原では散策ルート沿いにエゾアジサイが咲き始め、足元ではマルバフユイチゴやアリドオシランの白い花が見られます。玉原湿原ではコオニユリが開花し始めています。
この日は渡りをする蝶であるアサギマダラの姿も確認しました。もしかしてと思い、食草であるイケマの葉を丹念に探したところ幼虫と卵も発見!!
また、森の中ではここのところの雨で、ウスヒラタケなど多くのきのこがニョキニョキと出ていました。きのことの出会いもトレッキングのワクワクの一つですね!
【開花情報】
エゾアジサイ、リョウブ、ミヤマイボタ、ウメガサソウ、ツルアリドオシ、マルバフユイチゴ、アリドオシラン、コオニユリ、キンコウカ、ミズチドリ 他
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【2020年6月21日】玉原高原情報~湿原ではツルコケモモが身頃です~
玉原湿原では、ツルコケモモや、トキソウよりも濃い色の花を付けるサワラン(別名アサヒラン)が咲き始めました。また、梅雨に入って様々なキノコも出ています。森の中ではアメーバの仲間の変形菌(画像はツノホコリ)の活動も活発です。見られるのは変形菌の子実体と呼ばれる胞子を飛ばす状態ですが、それでも数ミリ程度のものがほとんどです。倒木の上をじっくり観察するときっと見つかると思いますよ!
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