【2022年5月8日】玉原高原ミズバショウ
玉原湿原のミズバショウの状況です。
葉が成長すると思い直ぐに食べられてしまうニホンジカの食害で、年々花(仏炎苞)の大きさが小さくなっています。今年も何とか開花してくれましたが、盆栽の様なミニサイズです。
ここ3年程は地元の利根沼田自然を愛する会、沼田市、利根沼田森林管理署が協力して、ミズバショウを保護するためのシカ防除ネットを設置していますが、資材が貧弱な事もあり、残念ながら毎年食害を防ぐことは出来ていません。しかも花も含めて地上に出てきる部分は全て食べ尽くされてしまうので種も出来ず、このままでは玉原湿原からミズバショウが無くなってしまう可能性もあります。
尚、センターハウス手前の十二沢では、まだ食害を受け始めて日が浅いため玉原湿原より大きいミズバショウの花の群落を見ることができます。
玉原湿原の一部にシカ防除ネットを設置しました。
沼田市、利根沼田森林管理署、利根沼田自然を愛する会の3者協力のもと、今年も玉原湿原の一部にシカ防除ネットを設置しました。
玉原高原でもニホンジカの増加に伴う食害が問題となっており、ミズバショウも例外ではありません。簡易的なネットではなかなか効果が得られないのですが、できる範囲で最善の策となります。
ネット設置は外観上は邪魔なものになりますが、玉原の自然を少しでも守るためにご理解をお願い致します。