玉原高原『森の博物館 玉原』

ブログ

【2022年5月8日】玉原高原ミズバショウ

玉原湿原のミズバショウの状況です。
葉が成長すると思い直ぐに食べられてしまうニホンジカの食害で、年々花(仏炎苞)の大きさが小さくなっています。今年も何とか開花してくれましたが、盆栽の様なミニサイズです。

ここ3年程は地元の利根沼田自然を愛する会、沼田市、利根沼田森林管理署が協力して、ミズバショウを保護するためのシカ防除ネットを設置していますが、資材が貧弱な事もあり、残念ながら毎年食害を防ぐことは出来ていません。しかも花も含めて地上に出てきる部分は全て食べ尽くされてしまうので種も出来ず、このままでは玉原湿原からミズバショウが無くなってしまう可能性もあります。

尚、センターハウス手前の十二沢では、まだ食害を受け始めて日が浅いため玉原湿原より大きいミズバショウの花の群落を見ることができます。

【2021年4月25日】ミズバショウ開花

いつもの年なら玉原湿原はまだ雪に覆われているのですが、今年はもう雪はありません。玉原に春の訪れを告げる花が咲き始めました。

【2020年5月5日】玉原高原情報~タムシバやショウジョウバカマが開花~

玉原湿原ではミズバショウうとワタスゲに加え、ショウジョウバカマが開花し始めました。ブナ平の雪はもう少ししか残っておらず、タムシバ(別名ニオイコブシ)、キタコブシ、オオヤマザクラも開花しました。また、アカゲラのドラミング、夏鳥のアカハラ、センダイムシクイ、ツツドリの囀りも聞かれます。
状況が落ち着いたらブナの森へご訪問ください。

今の玉原の様子を画像を下記にアップしていますのでご覧ください。
Facebookページ:https://www.facebook.com/museum.tambara/posts/856655791478480?notif_id=1588744495133377&notif_t=page_post_reaction
インスタグラム:https://www.instagram.com/p/B_t6y2EJ1YC/?utm_source=ig_web_copy_link

【2020年4月26日】玉原高原情報

玉原湿原ではミズバショウが咲き始めました。ただ、昨年までのニホンジカ食害によると思われる影響により、苞の高さが10㎝に満たないミニサイズになっています。沢沿いの水溜りではクロサンショウウオが卵を産み始めました。
湿原ではミズバショウの他に地味な花ですがワタスゲが、アスナロ林ではバイカオウレン・ウスギオウレン、土手状の斜面ではイワナシの花が見られます。

玉原高原の今の写真は下記インスタグラムでどうぞ!
https://www.instagram.com/p/B_jgO6OJET8/?utm_source=ig_web_copy_link

【2020年4月19日】玉原高原情報

玉原高原では例年より早く雪解けが進み、沢では雪解けの水の音が勢いよく流れています。玉原湿原のミズバショウはまだですが、十二沢ではすでに白い花を見ることができます。
森の中では、玉原で最も早く咲く花の一つウスギオウレン、バッコヤナギが確認できます。運が良ければ、こちらも雪解けの時期に出るエノキタケにも会えるかもしれません!

こちらのインスタグラムで画像をご覧ください。
https://www.instagram.com/p/B_KDiTupufb/?utm_source=ig_web_copy_link